GIMONSさんが開発されているRaspberry Piを使ったSCSIデバイスRaSCSIのベアメタルバージョンと言う物が発表されましたので、うちの環境はそちらに変更することにします。

このバージョンのメリットとしては、Raspberry Piの起動が瞬時なので、先に起動させて一呼吸置かなくて良いことや、ぶち切りに強い事で、ほぼHDDの代替えな使い勝手になる事です。もっとも人柱版なので不具合があっても、通常版を使えるように野環境は残して置いた方が良いとは思います。元々RaSCSI環境で構築した物の、起動待ちや固定IPを使えない環境でもあるので、ネットワーク越し操作も手間が掛かるのでほぼ使わなくなく、手軽なHDD環境に戻してたんですよね~。

ベアメタルバージョンアップも頻繁に行われていますので、しばらくするとバージョンが上がるかもですが、現時点ではRaSCSIのV1.43ベース相当との事です。
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自分はシエルさんが作られているRaspberry Pi ZERO用のアダプターを使っています。GIMONSさんは主にX68系で検証されていて、シエルさんはPC-98シリーズで使われているので、問題無く使えるかは判らないところですが、皆さん検証結果も上げられているので、参考にするのが良いかも知れません。検証作業も機種が多くて大変なので、ドンドン人柱で参加していくのも良いかも知れません。cat20190224155317

自分的にはSCSIのハードディスク代わりになってくれて、ファイルのやり取りが簡単で有れば良いので、出来るだけ安く上げたいというのもあって、ZEROベースので充分かなと思ってたりします。なんせZEROは2千円程ですから。cat20190224155340cat20190224155354

シエルさんのアダプターは、フルスペック版を使用します。
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展開したファイルを、そのままFAT32でフォーマットしたMicroSDカードに丸々コピーするだけで使えます。自分の環境に合わせる場合は、自分のイメージファイルをコピーして、iniファイルのSCSI-IDに割り振る程度の作業程度です。cat20190224155518

X68030直差しにしようと思ったので、SCSIコネクターをアンフェノールハーフピッチにしたのですが、データ類をMOに入れてコピーすることも多いので、よく考えたら良かったと思います。cat20190224155434

取りあえず、HDDの環境から移行することに。HDDは30GBほどで、ガラガラ状態です。X68は4GBもあれば充分だと思っています。cat20190224155459

イメージ吸い出ししたDISKのの前が残っているのが面白いですね。ID3はエミュレータ上で作成したイメージです。cat20190224164638

RaSCSI(X68030内蔵SCSI)でのベンチマークcat20190224164725

似たようなHDDのベンチマークが残っていたのでこんな感じ。同じDISKじゃないし、ベンチソフトのバージョンも違うので何ですが・・・。

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ちょっとつまずいたのが、4GBくらいのイメージを入れちゃうと、実機では上手く認識しないことがあったので、今回は2GBのイメージまでにしています。RaSCSIは1GBまでで使っていたので、元々なのかはよくわからないです。その他は問題無く使えているようです。