友人から頂いたAs2の環境も512MBのCFへ大体入れ替えが完了していました。元々340MBのHDDから変更だったので、少しは広くなったのですが正直微妙な増加でした。
SCSIのHDDをぶら下げても良いのですが、PCを出してくるとき、いちいち面倒で、内蔵ドライブだけで完結させたくなり、As2の最大認識容量544MBの壁を破ってくれるソフトを使用して4GBの容量を確保してみます。
ソフトはこちらの「Revisor for Enhanced Ide」(REI)と言うフリーと言うかなんとというか、使うならセーラームーングッズ買ってくださいウェアみたいです。
ソフトの使い方は簡単で、付属のドキュメントを見れば出来ます。MHDDを利用してHDDは40GBの物を容量制限して4GBにしています。(MHDDについては、こちらの方の記事を参考)ここはCFカードでも良いと思います。
対象のドライブを組み込んでから、98メニューで内蔵HDDを切り離して起動します。
REIフロッピーから起動し、BIOSパッチを実行したら、続いてイニシャライズプログラムで切り離したデバイスを認識させます。
認識が終わったら、フロッピーに組み込んだフォーマットプログラムで、ストレージのフォーマットを行います。544MBから一気に容量アップです。
最後にIPL書き換えプログラムで、ストレージのIPLにパッチを当てます。
終わったらフロッピーを抜いて、98メニューから内蔵ストレージを使用するに変更して、起動させれば完了です。
待避したSCSIHDDから書き戻します。書き戻し終わったらストレージ自体もバックアップしておきましょう。特にCFカードの場合は消えちゃうこともあるので、やって置いた方が良いです。
一方REIも良いところばかりでは有りません。普段は、ちまちま実機時コピーなんてやらなくて、バックアップイメージファイルをWindows側で一気に入れ替えて書き戻していた方法が使えません。
バックアップのイメージで、Windowsパソコンから中身を書き換えて書き戻すのが、大量にファイルの入れ替えをするとき非常に高速に行えるからです。他にも内蔵のIPLの書き換えが内蔵のHDDのみで行われているので、そこから起動しないとそのドライブが認識出来ません。ゲームなどでフロッピーから起動させるような物があったり、SCSIデバイスからの起動させると内蔵ドライブのファイルは見えません。
バックアップイメージ作成ははDDWINを使っています。なんと最近バージョンアップしていました!まだバグがあるようですが、約5年ぶりのバージョンアップがだったので驚きです。MOのバックアップもこれで行います。
イメージ化したファイルの中身をDiskExplorerで一気に入れ替えていますが・・・。
REIを適用したイメージファイルだとドライブが見えますが、開くとブートレコードが異常だとの表示で中身が開けません。その為に、物理的なSCSIドライブから書き戻しました。時間のロスがかなり大きいのが残念です。
X68000のSCSIイメージも最初のパーティションしか開けないのが惜しいです。自分はドライブの入れ替えソフト使っているのですが、HDD2台構成に対応していないので、ちょっと不便だったりします。<使い方が悪いのかも知れませんが・・・。
コメント一覧 (4)
私のところでは、PC9821As2/U8W で REI を使用しようとしていますが、8GB の CF および6.5GB の HDD をつないで、REI を組み込んだ Windows 98 起動ディスクを用いて起動させようとすると、FDD に起動ディスクを入れているのに、いくら待っても、起動してくるようにはなりません。PC/AT 互換機であれば、BIOSの更新が必要なのかも、と思うのですが、PC98x1 の場合に、どうしてよいか、わかりません。CF を 1GB のものにすることで、FDD から起動するようにはなるのですが、記事のように 4GB 超のストレージをつなげて起動させることができません。どのようにすればよいか、何かご助言をお願いできないでしょうか。
古い記事を掘り起こして、コメントをしていることで、手間をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
REIは付属のドキュメントにあるように4GB程度までしか確保できないというのがあります。なので最初に見えないのは単に容量が大きすぎるからかと思います。(この記事の時点では40GBのHDDのファームウェアを書き換えて4GBにしています。今は産業向けの4GBのCFに変更しています。)
また、Windowsをインストールすると、ブート周りを書き換えるようで、インストール後再起動するとうまく認識できなくなっていました。
>(この記事の時点では40GBのHDDのファームウェアを書き換えて4GBにしています。
>今は産業向けの4GBのCFに変更しています。)
この部分は、REI を使う以前に、4GB に見えるように変更しておいて使っている、ということでしたか。私はこの部分を REI によって、40GB を 4GB として認識できるようにしていたものと思ってしまいました。となると、4GB 以下の ストレージで 504MB を超えるものを使えるようにするためのツール、となるわけですね。わかりました。ありがとうございます。
>また、Windowsをインストールすると、ブート周りを書き換えるようで、インストール後
>再起動するとうまく認識できなくなっていました。
そうなんですか。IPLPATCH を Windows でもパッチあてできるとありがたいところですが、技術的にも難しいところがあったりするでしょうし、そもそも、需要があるかというところもありますから、しょうがないですね。
MHDDと言うツールを使っています。(記事書き足しました)
こちらの方のベージに使い方が詳しく書かれてています。SATAのHDDだとうまく出来ない物もあります。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/nakajima-jr/kikaku/special8/special8.htm
Windows95,98の需要もあると思うのですが、私は別のPentium機の方で使っている関係で、3.1が動けば良いかなという感じです。A-MATEの場合別のPCM音源積まないと厳しいとかありますしで。