Kamikenさんのお宅にお邪魔させて頂いた時に、無理言って頂いてきたPC-9801NLです。残念ながら不動です。
CPUはV30HL搭載で16MHz駆動も可能なので、286の12MHzくらいの性能はありそうです。Handy98と違い完全にPC-9801のソフトが動く、ゼロスピンドルマシンです。薄さやキーボードのレイアウトなど後になってからかっこいいと思いました。私は当時初めてのノートPCとしてNS/Tを購入したんですよね。そのときはHDDも積めないし今更V30だしでゲームも出来ないから興味も無いって感じでした。
LAシリーズなど小さいモデルはありますが、これはかなり薄っぺらく感じます。一応サイドライトも白黒8階調の液晶があるしで、上手くやればフロッピーのゲームくらいなら動いたのかもしれません。今ならS-RAMカードも手元にあるしV30マシンは持ってなかったので、余計に興味出てたんですよね。
液晶は、すこしビネガーが入ってきているようです。このマシンを、修理してる方が居ないか検索したのですが、中国の方が修理されて電源辺りのコンデンサーを交換されているようでした。
キー配列は、他の98ノートと少しレイアウトが違うんですよね。
当時としては、かなり大胆でストレージがメモリー系だけなんですよね。フロッピーも外付けです。
メモリーカードスロットにはよく見かけるバッファローの4MBのメモリーカードが刺さっていました。反対側にもスロットがありますが、まだフラッシュストレージが出る前で、S-RAMカードのみ対応です。当時からS-RAMカードは高いだけで無く電池もすぐ切れるしかなり苦労しそうです。
ACアダプターはNS/Tなどとは共通で無く、なぜかこちらの方が薄型なのにコネクターは大きいです。同じ12vのセンターマイナスですが流用できません。汎用のACアダプターを指したのですが、パイロットランプはつくものの起動は出来ませんでした。消費電力6Wってなかなか優秀ですよね。
ニッカドバッテリーは、さすがに液漏れです。仕様では3.6時間駆動って書かれているので、半分の1時間半くらいって感じだったんでしょうか。バッテリーを外すと、奥に110ピンの拡張端子があります。ケーブルで引き出すFM音源とかならつきそうです。(持ってたけど大昔に捨ててしまいました・・・)
重さは約1.3Kgで、当時3Kgが普通だったノートPCとに比べてかかなり軽いですね。
動いたところが見れないのが残念ですが、形状はかっこいいしで観賞用?として持っておきたいと思います。半田の腕があればなぁ・・・いまだととどめを刺しそうで。
これでフラッシュストレージが使えたら、今なら結構人気高そうです。